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菊地裕介

Author:菊地裕介
菊地裕介プロフィール
1977年東京生まれ。1994年日本音楽コンクールで第2位。高校卒業と同時に渡仏し、パリ国立高等音楽院に入学。ローム・ミュージックファンデーションより助成を受け、高等課程を経てピアノ研究科を修了したほか、5つの一等賞を得てピアノの他に歌曲伴奏、作曲書法の高等課程を修了。2003年からはハノーファー音楽大学ソロクラスでさらに研鑽を積む。文化庁芸術家在外研修制度の助成を受け、2009年ドイツ国家演奏家資格を取得。
皆川紀子、加藤伸佳、ジャック・ルヴィエ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事、マリア・カナルス、ポルト、プーランクコンクール優勝、またジュネーブ、ベートーヴェンなど、数多くの国際コンクールに入賞する。
2007年に東京藝術大学の講師に招かれ帰国後、「菊地裕介メシアン生誕100年プロジェクト・幼子イエスに注ぐ20のまなざし、アーメンの幻影全曲演奏」「横浜市招待国際ピアノ演奏会」「毎日ゾリステン」「東京オペラシティB→C」など精力的な活動を展開。2枚目のCDアルバム「B-A-CーH」(DENON)に収録された、バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、ピアノ独奏版」は、ブゾーニ編の「シャコンヌ」に加えた独自の編曲により全曲を完成させたもので、全音楽譜出版社より自身の解説と校訂により出版された。また2010年にはオクタヴィア・レコード(TRITON)よりオール・シューマン・プログラムによる5枚目のアルバム「ダヴィッド同盟舞曲集」を発売し、収録曲の校訂譜も出版している。同年ベートーヴェンピアノソナタ全32曲録音を開始し、約2年間をかけて完結。また11年6月には2日間で全32曲を完奏するコンサートを名古屋にて成し遂げた。フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、チェコ、ポーランドといった欧州の多くの国々でリサイタルを開催、また多くのオーケストラと共演を重ねている。国内では東京交響楽団、東京都交響楽団、東フィル、東京シティフィル、仙台フィル、大阪シンフォニカーなどと共演。室内楽では清水和音、永野英樹とのピアノデュオやオーボエの巨匠モーリス・ブルグ、若手ではフルートの瀬尾和紀との共演など、いずれも好評を博している。2013年10月公益財団法人東京オペラシティ文化財団主催の没後50周年記念フランシス・プーランクの夕べに出演しこの公園が平成25年度文化庁芸術祭音楽部門優秀賞を受賞。
東京音楽大学で後進の指導に当たる。

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たましひのしらべかなでむたまゆらも・・・菊地裕介
クラシックピアニスト菊地裕介の 日常生活や演奏活動のご報告
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人の採点なんかしてないで自分のためにさらいたいのだけど・・・
2月8日(月)
朝は打ち合わせのために全音へ。
終了後東京音大で補講、夜は帰宅し自宅レッスン、
その後必死でさらっていたら一日終了。

2月9日(火)
朝から晩まで東京音大。
昼はヤマハなどに買い物へ行き明日のレクチャーの資料集め。
帰宅後荷造りしてインベンションなど必死でさらい。
22時の最終ひかりで名古屋へ。
地下鉄に乗り換えて栄に着いたら12時を廻ってました。

2月10日(水)
眠い目をこすり朝9時からリハ、
10時から講座スタート。
インベンションとシンフォニアと平均律の抜粋、のつもりだったのに時間切れになり、結局インベンションの全曲を解説、演奏するにとどまりました。インベンションなんて初見で弾けるだろうとか思っていたらとんでもなくて・・・明日のコンサートの準備はこれからです!!

2010年2月10日(水)10:00-12:00
カワイ名古屋2Fコンサートサロン「ブーレ」
レクチャー「バッハ インヴェンション/平均律を題材に」
1.「音符が全てを語る!」楽譜を読み解くということ
2.「音符」ではなく「構造」を読め!
3.「譜読み」=「運指の探究と固定」
4.「入力」ではなく「出力」を聴け!
5.日常生活に潜む「脱力」のヒント

終了後、カワイのOさん、Y永君と食事をし長々と話し込む。
ホテルで仮眠をとって、夜まで練習、明日のプログラムを解凍する。

夜はさつまいもと焼酎と焼き鳥をごちそうになる。

2月11日(水・祝)
午前中は必死でリハをし、
1時半からコンサート、咳がひどくて閉口する。
アンコールで熱情のフィナーレを弾いていたら、
お皿からピアノが落ちるという小ハプニングがありましたが、かまわず弾き続ける。

2010年2月11日(木・祝)13:30-
カワイ名古屋2Fコンサートサロン「ブーレ」
ピアニストによるレクチャーコンサート(3)
バッハ 無伴奏ヴァイオンリンのためのパルティータ第2番 全曲
ショパン 4つのマズルカ 作品33
     3つのマズルカ 作品50
ラフマニノフ ピアノソナタ第2番作品36

終了後はひつまぶし!!
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夜帰宅。

2月12日(金)
午前中は自宅レッスン。
今日の香味屋では牛タンのコロッケを賞味。
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午後は旧友と電話したり、
家事などに明けくれつつ、明後日のためにも練習。

2月13日(土)
今週3回目の東京音大。
夕方までレッスン。

2月14日(日)
8時には出発、寒く手先がかじかみながらも首都高を飛ばしたら30分もかからず二子玉川につきました。
子どもの頃よく遊んでいた玉川高島屋でミニコンのお仕事でした。
朝リハのあと、お茶、中華をしこたま食べ、2回の本番、
帰宅、夜中までレッスンという流れ・・・

2010年2月14日(日)
 ①14時 ②16時 各30分2ステージ予定
松田理奈「バレンタインコンサート」(MCあり)
場所 玉川高島屋S・C 1階グランパティオ
バッハ G線上のアリア
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
     ツィガーヌ

2月15日(月)
朝から2名のレッスン。
日中シューマンについて勉強をして、
夜は全音のMさんと会議。さらうこともできず一日終了。

2月16日(火)
レッスンしながらリゲティを必死でさらったのですが、
夕方始めた翔子ちゃんとの合わせは散々なものでした。ごめんなさい。23時まで粘ったのですが仕上がらず・・・

2月17日(水)
朝、ミーティングがあり、入試。
40人も聴きました。
疲れ帰宅して23時までリゲティを必死でさらう。

2月18日(木)
今日も朝から40人聴いてヘトヘト。
夕方帰宅後はいろいろな書類を作成、整理し、税理士さまをお迎えする。
終了したのは22時30分、お見送りがてら鶯谷で立ち飲み、ラーメン終止。明日も入試の続き。寝ます・・・
いまや、これも大事なお仕事ですからね・・・
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2月第1週 本番3つ
2月1日(月)
朝起きて一番三浦半島のほぼ先端油壺へ向かう。
お年寄りたちの暮らす、油壺エデンの園。
海に臨む、すごく広くて自然も豊かな素晴らしい園でした。

僕の祖母の、女学校の先生(!)が住んでいらっしゃって、招待してくださいました。もう90歳くらいだと思いますが、大変しっかりしていらっしゃり、いろいろと心を砕いてもてなしていただきました。
リハの合間にお食事を一緒にしたり、いろいろお話を聞きました。
お年寄りたちは、元気な人からお静かな方までさまざまでしたが、喜んで下さってよかったです。

2010年2月1日(月)14時
神奈川・三浦市
油壺エデンの園
入所者のみなさまのためのコンサート
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番「月光」
ベートーヴェン ピアノソナタ第23番「熱情」
ラフマニノフ ピアノソナタ第2番 作品36
アンコール
ショパン 英雄ポロネーズ

このプログラム、心臓に悪いか、とも思いましたが、
「力をもらった!これで寿命が延びた!!」と言ってくださって本当に嬉しかったです。リクエストを受けた英雄ポロネーズも無理して準備してよかった!
あたたかいおもてなしをありがとうございました。

2010パーソナル 007
祖母ともゆっくり話ができてよかったです。
夕方、帰宅後、次のいくつかの本番の曲を必死でさらう。

2月2日(火)
午前中は練習。
午後、新宿の村松のホールで7日の多摩のコンサートの合わせ。
帰宅後はグリーグもさらう。

2月3日(水)
さすがに、今日はグリーグをさらいました。リハの時のようなミスをしませんように・・・!

2月4日(木)
朝一番で、調布へ行きました。
京王線にはほぼ一年ぶりに乗りました。まるでPTSDで、最初は体が震えましたが、目を閉じたら克服できました。
GPもなしで、練習室も無く、かなり不安な本番でした。案の定、一度目の本番は通常のリハのような状態になってしまい申し訳なかったです。
仮眠をとって、指慣らしもできずに臨んだ午後の本番でしたが、弾きだして一分間こそあまり指が動きませんでしたが、その後はそれなりにうまくいきました。やはりGPは大事なんだな、って思いました。
都響はそれでも素晴らしいオーケストラでしたし、下野さんのアンサンブルにはとても安心して乗っかることができました。これに懲りずにまたぜひ呼んでいただきたいです・・・

2010年2月4日(木)
①11:00-12:00 ②13:30-14:30
調布市(中学校) 音楽鑑賞教室 調布市グリーンホール
指揮:下野竜也 
ピアノ:菊地裕介 
お話:朝岡聡
【プログラム】
ビゼー カルメン前奏曲
グリーグ ピアノ協奏曲第1楽章
ドビュッシー 月の光
ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」
スメタナ モルダウ(ブルタバ)
ブラームス ハンガリア舞曲5番(アンコール)

終了後はいったん帰宅、仮眠し、
今度は紀尾井ホールでわが東京音大の誇る超絶ソリスト冨永愛子ちゃんの演奏会でした!
試験の時も聴きましたが、より一層の成長の跡が見えて頼もしかったです!ドレスもきれいだったよ。K先生そしてJ先生おめでとうございます。
そのJ先生と、野郎生徒2人と合わせて4人で四谷で飲んで帰ってきました。

2月5日(金)
朝一で芸大に行き、書類に不備のある生徒をフォローし、
副科ピアノの試験審査。
終了後は大部会、新任の先生が紹介されました。初々しいですね。
そして精養軒での懇親会!
去年本番のため欠席してしまったので、2年ぶりです!
たくさん飲んで、美味しいものをたくさんいただきました。
今年で退官される先生方の送別会を兼ねているのですが、
それにしても、あとわずか2年で5年の任期を満了し、僕も送られる立場になるなんて・・・とってもさびしいな、と思ってしまいました。

帰宅して、すぐに自宅レッスン、夜までみっちりです。

2月6日(土)
夜までさらって、リゲティの合わせをしました。
まだまだですが、どうにか出口は見えてきました。
明日の本番の練習もしなくてはいけないので、終了後はすぐに帰る。

2月7日(日)
朝一で多摩センターへ。どうも最近朝一の出発で遠出することが多くて疲れます。今日はもう京王線に乗っても平気でした。
地域のコミュニティセンターみたいなところでのトリオなどの本番でした。
2010年2月7日(日)午後2時開演(午後1時30分開場)
パルテノン多摩 訪問コンサート
ゆう桜ヶ丘ティータイム・コンサート
主催:桜ヶ丘コミュニティセンター運営協議会、財団法人多摩市文化振興財団
~フルート、チェロ、ピアノによる三重奏のひととき~
フルート:野勢善樹(のせ よしき)
チェロ:宇田川元子(うだがわ もとこ) 
ピアノ:菊地裕介(きくち ゆうすけ)

ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
メンデルスゾーン:トリオ ニ短調 より 第2,3楽章

ラフマニノフ ピアノソナタ第2番 作品36 より 第2,3楽章
ダマーズ:コンセール風ソナタ
など

終了後、懇親会があったのですが、なんと小学校の同級生のお母様が、近隣にご在住とかで来てくださいました。最近はすっかり縁遠くなってしまいましたが、やはりもともと僕はこの地方の出身なのですよね・・・

帰りがけに、西大井に住んでる中学校の同級生H氏夫妻が神奈川の奥に引っ越すらしいので送別(?)パーティー。O夫妻など、友人たちにもあえて、友人Aさん(仮名)持参の素晴らしいイタリア料理にも舌鼓を打ちつつ楽しく飲みました。
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終電よりは少し早く帰宅しました。
来週も名古屋のレクチャーやらコンサートやら、ハードなのです。
ふつうのにっき(笑)
1月18日(月)
朝から晩まで芸大。

1月19日(火)
朝から晩まで東京音大。
昼はレナチカがイタリアより持ち帰ってくれたチーズとトリュフで学食パーティーを開催。
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夜は某教授に中華をごちそうになる。

1月20日(水)
やっとリゲティを初合わせしましたが、ほとんど初見みたいな状態で本当に申し訳なかったのですが、たぶんやった意味はあったでしょう。
終了後は2人でささのや立ち食い焼きトン。

1月21日(木)
朝は落合の全音へ。
その後 夜まで東京音大。

1月22日(金)
自宅レッスン、昼は久々に斎藤鮮魚、やはり平日はいいですね。
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しかし、相席の2人組がどう見てもクラシック業界の方々で(オケの話してるし・・・)世の中狭いなぁと思いました。
霞が関、銀座を廻り必要な用事や買い物を済ませる。

1月23日(土)
リゲティを必死でさらい、芸大で合わせ。
最近気に入っているのがこの「豚そば」
鶯谷の某立ち食いそば店、ちゃんと打ちたての麺で魚粉たっぷり、580円にしてはなかなか美味しいですよ。
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1月24日(日)
一日中自宅レッスン。

1月25日(月)
朝から晩まで芸大。
夜は日暮里で生徒さんの演奏会。

1月26日(火)
朝から晩まで東京音大。

1月27日(水)
明日のためにグリーグを必死でさらう。

1月28日(木)
昼過ぎから文化会館で都響の練習。
グリーグ初合わせで、いろいろとちりましたが下野さんとても優しくフォローしてくださいました。ただ、これでGPもなくいきなり本番というのはちょっと怖い気が・・・
終了後すぐに東京音大に駆けつけ夜までレッスン。

1月29日(金)
今日も誰にも会わずに済むありがたく貴重な一日。いろいろ必死でさらう。

1月30日(土)
いろいろ必死でさらったあと、自宅レッスン。

1月31日(日)
ほぼ一日中自宅レッスン。
つい時間を忘れてどんどんのびのびになってしまい、みなさんお待たせしました・・・

2月前半は6回のステージを踏むクレイジー生活が待っています・・・
僕は朝青龍を尊敬します
僕は何はともあれ、元横綱を尊敬しています。好きとか嫌いとかではなくてね。

報道されている内容を前提にはしていますが、それがどこまで真実だかわからないので、信じる部分も疑う部分も、ほとんど個人的な憶測から語ることです。ただ、個人的なスタンスだけは表明できるかな、と思います。
ですので、そんなただのつぶやきなら聞きたくない、という方は読み飛ばしてください。

事態の真相(僕はかなり怪しいと思いますが)がどうあれ、示談成立は事実のようだし、示談金も支払うらしいし、さらに進退問題にかかわりなく警察はこれからきちんと捜査すると言っているのですから、あの時点で部外者のわれわれがギャーギャー騒ぐことではないでしょう。日本は法治国家なのですから。
マネージャーが虚偽の申告をした、という部分にはちょっと不信感を覚えますが、それもおそらく元横綱本人ではなく周りが勝手にやったこと(あるいは進言した)なのではないかと思います。本人はノーコメントを貫いているのですから・・・そしてそのような虚偽申告をせざるを得なくなった事情も、われわれにははかりねないものがあると思うのです。今まで、些細なことで悪役のレッテルを貼ってきた結果でしょう?本当にサボりならちょっと良くなかったかもしれませんが、愛する母国のファンのためにサッカー親善試合に出場すること、土俵でガッツポーズ(別に敗者を侮辱することにはならないと思いますが・・・むしろ感謝のあらわれでは?)、報道陣の無礼な扱いに対し感情を露わにする。どれも自然で些細なことでしょう?むしろとても人間的だし、並みの日本人にはできないこと、新しい風、だと思うのです。「文化」もちろんとても大切だと思いますが、変化するものなのです。「保存のための保存」という道はもちろんありますが、それは本流とは違うところでやるべきでしょう。いっそ「伝統相撲」というジャンルでも作ればよいと思います。古楽には古楽の流派があるのとまた同じでしょう。異分子を単純に「排除」するのではなく「懐柔あるいは同化」することはできなかったのでしょうか?同じく伝統芸能に従事する者ですが、伝統の「純化」とは「萎縮」にほかならないのではないかと思います。

外部の圧力凄まじい中では、今回の日本相撲協会の引退勧告は苦渋の決断だったと思いますから非難する気は別にありません。元横綱の決断も、この環境下では当然のことだったと思うし合理的な判断だったとは思います。

ただ、何なんですか?この世の中、特に一部マスコミの、鬼の首を取ったかのごとき下品な騒ぎ方。

凡人は強者に幻想を抱きますから、横綱の品格、とやらを凡人(僕も含めて)が期待するというのはまぁ理解はできます。(古今東西の権力・実力者たちの実態とかけ離れた情報操作、そしてそれに翻弄される人民たちを見ていれば明らかです)
しかしその「品格」だって、たとえば貴乃花親方が言及するのであればまだ重みがあると思うのですが、相撲経験のない人間がとやかく言うことではないのではないですか?貴乃花親方の意見も、社会の風潮を慮った結果であり、彼自身の真意、心の声ははかりかねるところでありますし・・・そもそも彼が「品格」という言葉を使ったのもあまり記憶にはありません。だいたい自らを省みずに他人の「品格」をとやかく語るのは、それこそが下品だと思います。
横綱審議会の面々が、一部を除けば各界を代表する重鎮であることは認めます。しかし根回しや談合を主として成り立っている「日本の一般社会」でトップにのし上がった人が、実力第一の勝負の世界をどこまで理解、というか体感できているのかは、甚だ疑問です。その点では素人の集まりとも言えなくもありません。土俵や舞台やフィールドといった場で、一瞬のうちに全てが決される勝負の世界をどれほど体感していらっしゃるのか・・・?
そういう意味ではわが東京芸術大学の宮田学長が今度横審に就任されてから、どのような働きをされるのか注目していますが・・・そんな彼も演奏家ではありませんしね・・・
スポーツ、芸術では技術(表現力を含めた総合的な)が全て、技術こそが最大の説得力であり最も偉大なのではないですか?もちろんルール(特に成文化されたもの)にはのっとらなければなりません。しかし、「マナー」は、もちろんあるに越したことはないのですが、それよりは「強さ」こそ、もっとも大切な「品格」なのではないですか?
寄り合って集団生活を営んでいる一般社会とは一緒にしないでいただきたいです。
どうしても横綱の(土俵外での)「品格」にこだわるなら、あるいは大関降格はできなかったのでしょうか?前例とか関係なく(内規には存在するようですが)。そもそも、横綱に担ぎあげず最強大関にとどめておくことだってできたでしょうに・・・その点では彼の人気を利用しておいて、その後の教育が十分だったとは、やはり思えません。受け入れなかった元横綱にもそれなりの落ち度はあるとは思いますが・・・外人だからこそ感情的にならずに、より忍耐強い説得が必要だったと思います。自分が外人になった経験がない人間にはそういうこともわからないのでしょう。そういう人が外人に対して偉そうにしてはいけないと思います。

しかし、「生来一つの道を“極める“」というのがどういうことか知らない、それどころか大した業績も上げていないくせにヤジばかり飛ばしている一般人たちに至っては、事情もろくにわからずに非難するだけの資格があるんですか?自分が大した実力もないゆえに、打ち破れない規律やら社会規範やらという名の「監獄」に閉じこもった生活に感じているストレスを、才能があり自分たちの監獄と違う世界に生きる「スター」にぶつけているだけなのではないでしょうか?自分の仕事の実力で彼を上回る働きをしている人間がどれほどいるのですか?ほんとうに不遜も甚だしい!生意気だと思います。 彼を批判している一般人は完璧な人間ですか?
いまだ詳細が明らかにされていない何らかの経緯から、酔って喧嘩して人を叩いてしまったことで、即退職(一般人なら転職も可能でしょうが、彼の場合は代替の職場が存在しないのです)しなければならない世の中が本当に正常なのでしょうか?
残念ながらそれが当然とされる恐ろしい世の中である以上、彼の行動は軽率だったとも言えますが、自分のスタイルを貫いた結果かもしれません。

王者は王者です。凡人とは違います。 超越した存在なのです。人間としての光の部分も影の部分もともに出し惜しみせず、率直に生き、勝負にすべてをかける。それこそが力士としての真の「品格」ではないですか?他人の目を気にしていい子ぶるのが「品格」だとおっしゃるのですか?
天賦の才能に恵まれ、人知れず努力を怠らず、実績を上げてきた選ばれし戦士、にもかかわらず、単に自分たちと考え方や行動規範が異なるからと些細なことでギャンギャンと吠えまくる凡人たちに辟易し、かえって反抗的になってしまった部分があるのではないでしょうか?本件に関しては自分の腕力を自覚しなかったという点で悪いことは悪いですから、全面的に擁護するわけではありませんが、ちょっとヘマをした。程度のことだと思います。生活態度がだらしない、って非難をする人もいますが、だらしなく見せても実は人知れずけたはずれの努力と工夫を重ねて、そして実績を上げる。これってすごく大変なことだと思うのです。ときどき人間性に問題がある部分は否めませんが、すごく優しい一面もあるし、その奔放な性格なくしては、彼の場合はあの「スタイルの」強さは成り立たなかったと思うのです。「根っからの善人」の演奏が、ほとんどの場合つまらないのと似ています。偉大な芸術家はひとくせもふたくせもある人物がほとんどでしょう??(まぁ印象操作によって蓋をされていますけどね)
まあ、大相撲に神事としての一面がある、という観点からは、土俵上でのマナーについては、ときに多少問題があったかもしれないとは思います。 ・・・しかし、土俵を離れたプライベートのことは、法定主義にのっとって処理すべきだと思います。職場の人間が乗り込んでくるのは公私混同も甚だしいと思います。

横綱だろうが一般人だろうが悪いものは悪いし悪くないものは悪くないのです。
それが医者だろうが弁護士だろうが教師であろうが警官であろうが大統領だろうがアイドルだろうが、僕は同じスタンスでとらえます。仕事は仕事、プライベートはプライベートでしょう。もちろん職業倫理、てのは必要だと思いますが、職場(別にオフィスに限定するわけではないですが、その職業に従事している現場、あるいはそれに準ずる場面)に限って適用すべきでしょう。

そもそも自由主義国家の原則として私刑はあってはならないのですから、この種の社会的制裁などというものもあってはならないのです。

日本は公私混同がはなはだしすぎると思います。身分(社会的なものではなくあくまで仕事の)や上下関係にうるさく、職場の人間関係がすべて、みたいな人間が多いからでしょう。

「大相撲における横綱の地位は日本固有の伝統文化であり、国民に広く敬愛されている栄光である。土俵上で心・技・体で最高位であることはもとより、土俵外にあっても国民の尊敬と期待に背くようなことがあってはならない。今回の横綱朝青龍の一連の不祥事は一部、週刊誌とは異なる点があるものの国民の許せないという声も無視できない。朝青龍はこれまでも大相撲の発展に大きな貢献をし、多くの相撲愛好家に感動を与えてきた。この栄誉を不滅のものとするためにも退場しなくてはならない。これは万国共通の男の美学である」

これ、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長の談話ですが、大筋では同意できるのですが、いくつか苦しい部分があります。

「土俵外にあっても国民の尊敬と期待に・・・」だから僕は尊敬しています、土俵上で仕事をする人なのだから、土俵上の「品格」を尊敬しているし、土俵外の不祥事にあってもそこに人間的な姿を期待をしているのです。
「週刊誌とは異なる点が・・・」ほらやっぱり!!
「国民の許せないという声も・・・」国民って誰のことでしょうか?責任のなすりつけ??

まあ世論のバッシングを避けるためには良くできた談話に見えますけれど、いかにも玉虫色で、どこまで鶴田氏個人の本音が含まれているのか?世論を慮ってこのようなコメントを残されたのでしょう。ある意味気の毒なくらいです。
それにしても、一度バッシングを始めたらよってたかってバッシング、日本人はイジメを否定しておきながら、これはイジメの構図そのものではないでしょうか?

無責任に野次を飛ばしている小物たちこそ、胸に手を当てて大いに反省してもらいたいと思います。主体性がなく、周りに流されて「非国民!」となじっていたあの時代と、本質的な国民性が全く変わっていないところに強い危機感を覚えます。今回の件はほんの一例です!!こうやって有能な人材の多くはどんどんつぶされていく。
それゆえの良い面もたくさんある日本人だと思いますが、今回の一件は、ここに至るまでの経緯を含めて、悪い面を集大成してしまった結果だと思います。

起こってしまったことは仕方ありませんが、いろいろと考えることができれば、日本人が覚醒する契機だと思いますが・・・きっとそうはならず一過性の熱病で終わるのでしょう。このままでは日本は永遠に世界から理解されないでしょう。残念ですが。

世界にはかたやベルルスコーニがいまだ人気の某国・・・もあるのですからね。
良し悪しはともかく、われわれが取り組んでいる音楽はそちらのほうから伝来したものだということもお忘れなく・・・!せめてクラシック音楽にかかわる人々だけでもそのあたりの、「話のわかるおとな」「大物」「個性あふれる豊かな人間」になってほしいものです。どうせ「不良」の一言で片づけられてしまうのでしょうけれども・・・

個人的には、社会がもう少し大人であれば、今回は、引退勧告ではなく最後通告と徹底教育でよかったと思いますね。20代の人間をいい大人がよってたかって・・・この世の中では今回の成り行きは致し方ないのですが・・・

とにかく「・・・たるもの」とか「・・・としてあるまじき」とかっていう言葉が大っきらいです!!!!お仕着せがましいことこの上ない!
このままではもともと好きだった「品格」という言葉も嫌いになりそうです。言葉に罪はないのですが、いつもそれを独り歩きさせる「世間体」こそが諸悪の根源です。いまや「品格」と言っておけば何でも批判OK、一種の流行語みたいなものですかね・・・「当たり前」という言葉も大嫌い!!!

ここまで忍耐強く読んでくださった方には、心より御礼申し上げます。なぜか黙っていられなくなり、感情的に書きなぐってしまいました。
世論の趨勢をみる限り、僕のこれらのコメントもきっと批判的に受け止められることでしょう。
どうか全力で批判してください。僕も全力で「世間体」に反旗を翻したのです。批判されることは最大の学習になり財産になりますから、僕は大歓迎です。
批判と人間性の否定とは違います。このあたりも、日本人の多くが混同し勘違いしているところなのですけれど・・・


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